2025/07/30 13:59

生物が進化することはよく知られていますが、「ダーウィンの進化論」つまり「自然選択説」がどう生き物を進化させるのかは、なかなか説明しにくいものです。リカキョウでは「生命の神秘」だと講師が考えている「進化のしくみ」をぜひ知ってもらいたいと考えています。


しかし言葉やイラストで進化のしくみを理解するのは難しいので、ゲームを通して感じてもらうことにしました。生息環境(レゴ)において、生物(昆虫のつもりのアクアビーズ)が、捕食者(鳥)に狙われているというストーリーで、生息地にばらまかれた昆虫が、背景と同じ色なら生き残って子を残し、さらに突然変異で体色が変わることもあり、全滅せずに何世代も生き残れるか、体の色がどのように変わっていくか(進化するか)を体感してもらいました。

突然変異は、実際には滅多に起きないものですが、ゲームなので毎回のように起こり、ピンク色になってしまったり(実際、突然変異は不利益を生むことがほとんどです)、先祖返りしてもとの色に戻ったりしながら、捕食者に見つかりにくい色が増えていく様子を体感できました。

「努力をすれば進化する」と人間は思いがちですが、突然変異という偶然と、長い時間をかけて、生物が進化してきたことのスゴさが、少しでも生徒に伝えられれば良いと考えています。