2025/08/06 09:05

夏休みは2日分の授業時間を使って「集中講義」を行うことがあります。今回は授業として初めて長崎市の「ベネックス恐竜博物館」に行ってきました!(入館料は月謝から支払いますので、追加料金はありません。)


博物館をただ観覧するだけでは「もったいない」と常々感じていましたので、今回はワークシートを作っていきました。「恐竜は『いつ』『どこに』いたんだろう?」というテーマで、
 ・恐竜の名前の記入する
 ・「○○類」というグループ名にマルを付ける
 ・いつ、どこに居たのかを知ってもらうために、各時代の地図に印を付ける
ことができるワークシートです。恐竜はただカッコイイだけでなく、グループに分かれたりまとめられたり、北アメリカで見つかった化石でも、昔はヨーロッパと繋がっていた場所だと、ワークをしながら気づけるシートです。

恐竜の名前の下には写真を載せたいところですが、現地で講師が簡単にイラストを描いて、名前の下に貼ってもらうことにしました。なかなか化石を描くのはムズカシイ!(写真のイラストは生徒に渡せなかった失敗作です。)剣竜類のステゴサウルス、獣脚類のティラノサウルス・・・、あれヨロイ竜がいない、角竜のトリケラトプスは書いておこう、など、みんなでゲームをクリアするように、楽しく取り組みました。

印象的なのは、ワークシート以外にも目を向ける生徒がいたことです。恐竜時代のワニの絵が壁に描いてあり「目が近すぎ」と気付いた生徒がいました(近くにあったワニの化石を見せて、ホントに寄り目だと知ることができました)。亀の甲羅が肋骨から作られているのに対し、ヨロイ竜の甲は皮膚に「皮骨」ができて甲になったという説明に見入る生徒もいました。化石人類の頭骨が展示されているのを見て、「なんで恐竜博物館にヒトの頭があるの?」と聞く生徒もいました。そして生徒同士で教え合うこともたくさんありました。車での移動時間も含めて様々な刺激を受けたと思える博物館見学でした!