2025/09/01 11:52

電気回路は、夏休みの間に1年生から6年生までの全生徒に体験してもらいました。そして学年ごと、個人ごとの「違い」が見えて興味深かったです。


電気回路のキットでバッタの家を作る ← ほほえましく思いました!

説明書にある回路を順番に作っていく ← 次はどれ?という形で組み立てていきました。実は「説明書は見ない」という生徒が多いのです。

モーターや電磁誘導に反応が薄い ← 本当はふしぎな現象なのですが「電気を流したから動くんだな」と素直に現象を受け入れていると感じました。なぜ電気を流すと動くのか、分かっているようで分かっていなかったと気付く良い材料なのかも知れません。こちらが「驚くだろう」と思っていたのに意外と驚かなかった現象には、理解が難しい現象で「そういうものなのだ」と素通りしてしまっている可能性があると思いました。

階段の照明を、1階と2階のスイッチで操作できる仕組みに感心 ← 一周するだけ回路の次のステップとして好適だと気付かされました。

電池のプラスとマイナスをあまり意識しない ← 電池をあまり使わなくなったからでしょうか!(みんな充電式)

二人で協力して大きな回路を作る ← 衝突することもありそうですが、一人は手を動かし、一人は回路の正しさを検証するような役割分担が生まれていました。

電気回路→電磁石→磁石の知育玩具で多面体作り ← 電気と磁石の密接な関係が記憶に残ってくれれば良いと思います!

「違い」を大切にしながら、それぞれの進み方で理解を深めてもらいたいと思います。

電気回路はほとんどの生徒が楽しそうに取り組んでくれます。活動テーマの1つに過ぎないと考えていましたが、内容を変えながら定期的に取り組むのが良いかと思うようになりました。身近にあふれる電子機器を少しでも理解し、丁寧に扱う必要性を知るためにも、そしてプログラミング思考(順序立てて考える力)を鍛えるためにも。