2025/10/06 21:27

リカキョウでは、授業のはじめに「頭の体操」として、ナゾナゾや脳トレ、パズル、タングラムなどをしています。頭の柔らかさ、多様な視点、多角的な思考、などを鍛えてもらうとともに、答えをひらめく喜びを知って欲しいからです。

タングラムというのは、提示されたシルエット通りにピースを配置するパズルがあります。その様子を見ているとき感じるのが、あとワンピースというときでも、ピースを回転させたり裏返したりして完成させることに意外と手間取るということです。

大人ならできる「図形を回転させれば完成する(最後のピースだし)」という予測が、高学年でもなかなかできないようなのです。講師自身も、何歳頃までそれができなくて、何歳頃からできるようになったのか、まったく記憶にありませんが、図形を頭の中で動かすのは、すくなくとも高校数学で「この曲線の上を点pが動くとき〜」とか「その図形をy軸を中心に回転させるとき〜」などの問題を解く時までにはできるようになるのでしょう。

遊びを通してそのような能力を鍛えるには、たとえばジグソーパズルのようにデタラメに当てはめていくものより、赤ちゃん向けの「型はめパズル」や、小学生ならタングラムがちょうどいいでしょう。1回で上達するものではないので、定期的に楽しむことで、いつのまにか身につけられるものと思われます。

先週はなぜかそのようなタングラムに急に目覚めて、曜日ごとに違うメンバーが、みんなパズルに熱中していました。