2025/11/23 11:14
今回の電気の授業では、これまで使ってきた豆電球ではなく、ちょっとクセのあるLED電球を登場させました。クセというのは「電流の流す向きを守らないと光らない」という点ですが、豆電球で「正しくつなげば光る」ということを学んできたので、このLEDのクセも「正しくつなぐ」ことでうまく乗り越えられると判断しました。
電気の実験ではいつも注意喚起から始めます。今回は「ボタン電池の触り方」です。ボタン電池を捨てる時には「テープで覆う」ことが求められますが、それはボタン電池が重なって高電圧を生まないようにするためです。指で持つ際にも、「ここを持ってくれ」と言わんばかりの平たい面を挟む持ち方は推奨されていません。授業ではマスキングテープで平たい面を覆うことで、簡単に持てるようにして作業しました。
作業の1つ目は、LEDの色を調べることです。LEDは、発光部分が透明のプラスチックで覆われていれば、なに色に光るか分からないので、ボタン電池に接触させて色を確かめます。プラスチックに色を付けたLEDもありますが、「透明でも違う色に光る」ことがLEDの良いところなので、あえて透明のものを使いました(豆電球ではカバーの色を変えなければ違う色を作れない)。
LEDは光が強いので、同じ色のキャップをかぶせることでぼんやり光らせ、そしてなに色のLEDか分かるようにします。
1つの電池に1色のLEDをつなげてテープで固定し、赤、青、緑の3つのLED電球を点灯させます。赤色のLEDは、直接ボタン電池につなぐと電流が大きすぎて、光も強くなるうえに壊れることもあるので「抵抗」をはさんでもらいました。(手順書には「チョイムズ」と示して、低学年にも挑戦してもらいました。)
テープで固定しても接触が悪いとLEDが消えるので、これまでの電気回路キットよりも「断線していると点かない」ということが分かりやすかったです😅
そのLEDを紙コップに入れると、内側がぼんやり光ってキレイな「色のジュース」になるのです(参考図書)。

赤と緑をまぜると「黄色になる」なんて、絵の具ではあり得ないことですが、光の合成の不思議な点です。

そして3色をまぜると・・・?なかなか理想的な「白」にはならず、「うすい水色?」という声も聞かれました😅
でも生徒たちが一番驚いたのは、テレビの画面を拡大すると、作ったLEDと同じ「赤、青、緑」だけで画面が埋められていることだったかも知れません😅
電池とLEDをつなぐだけでは、回路の作成として簡単すぎるので、「ブレッドボード」に挑戦してもらうことにしました。ブレッドボードには線を差し込む穴が無数に空いていて、ハンダ付けをしないでも複雑な回路が作れます。穴は列ごとにつながっているので、見えないつながりをイメージしながら、電気の流れを作っていく必要があります。
今回は初めてのブレッドボードなので、①電池とLEDをブレッドボードでつなぐ、②それを3色分つくる(並列つなぎ)、そして③スイッチを組み込む、という作業をしてもらいました。6年生は自分で試行錯誤しながら、3、4年生は1つ見本を見せて、1、2年生は手取り足取り、という教え方で、スイッチつきの回路を作り上げました。


ブレッドボードでの回路作りは難しさもありましたが、「頭フル回転で考えて完成するのが楽しい」「電気がこう来て、こう来て・・・、赤が一番長い回路!」「これ持って帰りたい!」という声が聞かれました😀
