2025/11/30 10:53

何百人も乗った飛行機が飛び、荷物満載の船がひっくり返らない不思議は、リカキョウで探究したいテーマです。(個人的には、飛行機は、飛ぶことよりも着陸することの方が不思議です😲)


今回は飛行機が飛ぶことの奥深さと楽しさを味わってもらいたいと思い「わりばしに翼をつけて飛ばそう!」というテーマに挑戦です。「飛行機を飛ばそう」ではなく「わりばしを飛ばそう」という書き方をしているのは、「わりばしを飛ばす」のが目的で、そのために主翼や尾翼を付けているということに気付いてもらうためでした。飛行機は「翼」を飛ばすのが目的では無く、胴体を飛ばすのが目的だからです。

工作に取り掛かる前に、飛ぶことのイメージを広げてもらうために、飛行機✈️、ロケット🚀、鳥、昆虫、トビトカゲ(マニアック)、翼竜、モモンガ、植物のタネ、筒型紙飛行機、ブーメランなどを紹介しました。ちょうどカエデのタネが道ばたに落ちている時期なので、回転しながら落ちていく様子も観察しました。
ものづくりで見せてくれる生徒達の真剣さには心打たれます。基本形の主翼で1機作った後、オリジナルの主翼でさらに2機を作って、飛び方を比べます。翼に目印を描くのも良いですね😄
翼の形が異なる3機の飛行機を作ったら、公園で飛行試験をしました。折り紙の飛行機よりも翼が折れ曲がりやすく、毎回手直ししなければなりません。重り(バインダークリップ)の位置を変えれば、失速したり宙返りしたりと、飛び方が変わります。あまり飛ばない飛行機は、翼をV字に反らせることや、重りの位置を変えて何度も試すことをアドバイスします。

生徒達は力一杯振り回すように飛行機を投げますが、途中で「飛行機に乗っている人のことも考えてやさしく飛ばして」と言ったら、丁寧に投げるようになり飛距離が伸びた生徒もいました😁
飛行試験から帰ってきたら、ワークシートに「翼の形や重りの位置が変えたらどのように飛んだか」をデータとして書き(描き)、文章で「見たこと・分かったこと」と「感じたこと・考えたこと」を書いてもらいます。「データ」と「見たこと・分かったこと」は「事実」の記録、「感じたこと・考えたこと」は「事実をもとに考えたこと」に対応し、この2つは研究で言うところの「結果」と「考察」なのですが、それは追々説明していきたいと思います。

今回は授業はじめの「新聞記事紹介」でも、長崎県の作文コンクールで、カマキリの飼育で「見たこと・感じたこと」を文章で表現した小学生が表彰されたことを紹介しました。作文は面倒くさいと感じる小学生も多いでしょうが、ぼんやりとした感情を、書くことを通して明確化する「楽しい作業」であることを伝えていきたいと思います。

幸運にも日差しや風にもめぐまれ、寒さを気にすること無く楽しく体験することができました!