2026/02/01 13:36

以前の授業で「飛行機づくり」をした際、「船も作りたい」と思いました。板を水に浮かべるだけでも「船と言えば船」ですが、実際に荷物を乗せようとすると、傾いて元に戻らなかったり転覆したりして、安定した船を作るのは意外に難しいのです。

学びの順序は以下のようにしました。
 ①ものを浮き沈みさせて遊ぶ
 ②アルミホイルの船にどれだけ重り(おはじき)を乗せられるか
 ③ものにはたらく2つの力(重力と浮力)を知る

まず「①ものを浮き沈みさせて遊ぶ」ことを通して、ものを水に押しつけると上向きの力が生まれることを感じてもらいました。発泡スチロールをはじめ、スーパーボール、空のペットボトル、おはじきを入れたペットボトル、スポンジなど、いろいろ浮かべて押してみます。自由に押しつけた後は、発泡スチロールの板を半分沈めたり、深く沈めたり、立てて沈めたりして、どのような力が感じられるか比べてもらいました。上級生には「はかり」で上向きの力の測定もしてもらいました。

一番時間をかけて楽しんだのは「②アルミホイルの船にどれだけ重り(おはじき)を乗せられるか」の競争でした。アルミホイルは薄くて破れやすく、小学生には扱いが難しい素材ですが、「良いものを作ろうと思ったら丁寧に作らなければならない」と学ぶ機会になるかと思い挑戦してもらいました。しかし、なぜか最初にアルミをくしゃくしゃにしたがる生徒が続出😅(クシャっとしたくなるのだろうと思います)。穴さえ空かなければ、ポリゴンのような構造になって、面として強くなる可能性もありますね😳。

小さい船から始める生徒もいれば、大きな船にたくさん乗せてから奇抜な形を試す生徒もいて、個性が出るようでした。スチロール球に押しつけて型取りした半球状の船、ペットボトルの底に押しつけた円柱状の船、スチロール板に押しつけたお皿型の船など、いろいろ試しました。1年生がキレイなお皿型の船を作ったのには驚きました😳。

アルミホイルの大きさは12.5cm四方でしたが、最高記録は64個でした。講師がかなり本気で作った船も同じくらい乗りました😅。

最後に「③ものにはたらく2つの力(重力と浮力)」について簡単な説明をしました。①と②で感じた上向きの力(浮力)は、船が「押しのけた水の量で決まる」ことを伝えました。多くの生徒にはちょっと難しい話でしたが、「船の形や大きさ」が水を押しのける量に関係し、それが上向きの力を決めるのだと体で感じられる活動になったと思います。

浮かべた発泡スチロールの板におはじきを乗せる生徒もいましたが、船のようなお椀型とはちがい「重心」が高くなることで転覆しやすくなりました。「重心」については、いずれ別の授業で体験しようと思います。

冬(大寒)なのに水を使う活動だったので、濡れるのを嫌がるのではないかと思っていましたが、袖をまくって「全身運動」で水と格闘していました😄。