2026/03/29 12:37
考えたり、成功して嬉しかったり、道具を繊細に扱ったり、組み立てたり、こわしたり・・・、学びの要素が詰まっている電気回路を体験しました。
これまでも「この写真(あるいは絵)のように線をつないで、電球を点けよう!」という活動を行ってきました。もちろん、写真を見て回路を作るだけでも学びはあるのですが、写真を忠実に真似れば成功してしまうので、「ある目的のための回路を、自分で設計して作る」という力は育ちません。
たとえば「電球をスイッチで点灯させる回路を作ろう」という文章を読んで、①電球、②スイッチ、③電池、④導線、を選び取って回路を作れるようになることは、写真の通りの回路や、無目的につないだ回路を作るのとは「レベルが違う」と言えるでしょう。それは「必要」のために「道具」を創り出す「発明」に似ていると言えます。

しかし、そんなことはいきなりできるようにはなりません。そこで、徐々に難易度を上げて行くことで、最後は「創り出す」ことができる仕組みを用意しました。基本的な材料(電球、スイッチ、コイル)で作れる5つの回路の完成を目指して、難易度の違うヒントを見ながら挑戦してもらうというものです。
レベル1・・・完成した回路の写真
レベル2・・・回路図
レベル3・・・材料の写真
レベル4・・・どんな回路か説明した文章(1つのスイッチで2つの電球のどちらかを点灯できる、など)
あまり電気回路に慣れていない生徒はレベル1で回路を作る練習をし、回路図が分かるならレベル2で挑戦し、つなぎ方を自分で考えたいならレベル3を、材料もつなぎ方も自分で考えたいならレベル4を選ぶことができます。難しければ、レベルを下げて完成させ、また高いレベルに挑戦することもできます。

生徒達は、まず「ミッション」を選び、レベルを選び、材料を選び、導線をつないで、成功か確かめて・・・、と挑戦してくれました。「点かない〜」という声が聞こえれば、どこがおかしいか一緒に考えます。導線の接続がうまくいってなかったり(結構多い😅)、あるいは電圧が低すぎて光が弱いだけだったりと原因は様々ですが、どれも電気が持つ「正しい現象」ですから、大切な体験です。光が弱ければ「電池を足してみよう」とか、「並列つなぎは弱いんだ」ということが理解できます。
また、「レベルを超える」ことも生徒達は得意でした😄。「これ(可変抵抗器)使ってみたい」とか「電池を増やしたら、どこまで明るくなる?」とか、こちらの想定を超えてきます。「好奇心を伸ばす」ことを最大の目的としているリカキョウですので、そのような要望には応え、「電池が多過ぎたら電球が壊れる」ことも、体験してもらいました。「電球のフィラメントが切れる」という、分かりやすい壊れ方が体験しにくい時代になったのですね😥。
今回は予期せず「可変抵抗器」を使って電球の明るさを変えたり、電流計、電圧計の存在に気付いた生徒がいたりしたので、抵抗、電流、電圧という、これまで扱ってこなかった考え方も、ゆっくりと導入していくことを考えても良いのかも知れません。
