2026/05/09 21:54
「梅にウグイス」という言葉を小学生が知っているかは分かりませんが、ウグイスが「ホーホケキョ」と鳴くのは知っていて、でも本当に鳴き声を聞いた人は少数派のようです。一方で、ウグイスの鳴き声が「オスの縄張りアピール」であることを知っていたり、ハワイに移入した日本のウグイスの鳴き声が「ホーホピッ」であるという最近のニュースも知っていたり、やはり日本人にとってウグイスは、今も昔も魅力的な鳥のようです。
「ギター」に続く楽器シリーズ第二弾は、春にぴったりの「ウグイス笛」です。①笛を竹から作り、②穴のふさぎ方と音の関係を調べたあと、③林のそばで鳴きまねをしてウグイスに鳴き返してもらえるか試します。「工作×物理×生物」の回と言えそうです😄。
笛作りの手順は、①ノコギリで竹を切る、②側面の一部をナタで削ぐ、③削いだ部分にドリルで穴を空ける、④吹き口を穴の近くに取り付ける、です。竹も日本らしい素材で、その加工のしやすさにもふれてもらいながら、ノコギリやナタというやや危険な道具も使って「ケガ予測能力」を身につける機会ともしました。

ノコギリは、刃をまっすぐに動かせなかったり、下方向に押しつけたりしてしまい、スムーズには切れません😅。ナタは、竹を立てて刃を押しつけても、軽くて倒れやすい竹ではグラグラ動いて削ぎにくい😅。ドリルで穴を空けると、竹の繊維が毛羽だって、小刀で整えなくてはなりません😅。工具を使い分け、力の入れ方に苦労しながらも、自分たちで笛の「筒」を完成させました(一人1個〜4個)。
ストローの吹き口を穴の近くに当てて息を吹くと「ピー!」と大きな音が出ます。意外と簡単に音が出て、生徒たちも満足そうです。この吹き口と本体をマスキングテープを巻き付けて固定すれば完成なのですが、鳴る位置を探し当てても、その位置から動かさずにテープを貼るのが難しかったようで、苦戦していました😅。

でもこの、吹き口を穴の位置関係は、家でゆっくり再調整してほしいです。「笛が鳴る理由」は、吹いた息が穴の奥の板で上下に分かれ、上、下、上、下と交互に空気の渦ができることで、筒の中の空気が振動するからで、吹き口と穴の位置関係は、音が鳴るための重要なポイントだからです。
次は「ホーホケキョ」の練習です。筒の前後の穴を指でふさいだり開放したり、あるいは半分塞いだりすることで音の高さが変わります。まずはホーホケキョの押さえ方を調べて紙に記録し、さらにホトトギスの「トッキョキョカキョク」、最後は「ミッキーマウスの歌」を奏でる生徒もいました。

最後は外に出て、毎年ウグイスが鳴いている林のそばに行き、林に向かって「ホーホケキョ」と鳴いてみます。林に笛の音を聞かせているようで、不思議な感じでした😄。今年のウグイスは、3月にちらほら鳴き始め、ゴールデンウィーク中もたまに鳴いていました。生徒と鳴き真似したときも、ウグイスが鳴き返してくれることはありましたが、もっと活発に鳴いている時期にやってみたかったです😅。

長崎はホトトギスの鳴き声もよく聞こえます。ホトトギスはウグイスの巣に卵を産み付けて、ウグイスに自分の子供を育てさせる「托卵」をします。ホトトギスにウグイスの鳴き声を聞かせたら寄ってくるのか、反応しないのか、試してみたいですね😄
