2026/05/17 15:14
先週、外でウグイス笛を作っていると、手が空いた生徒が「ただの木の棒」を金づちで地面に打ち込もうとし始めました。そのうち、二人、三人で協力し始めて、なぜか楽しそうです😄
リカキョウは毎回、テーマに沿った学びができるようにワークシートを用意し、実験や制作の手順や、質問を書いています。そこには「自分らしさ」も入り込めるように「余白」を作っていますが、ある程度のレールが敷かれているのは確かです。
でも一番頭を使い、ひらめき、楽しいのは、レールの敷かれていない活動ではないでしょうか(棒を地面に立てたいように)。「今日はなんでも好きにやって!」とは行きませんが、テーマを「自然素材とロープで挑戦!森の建築体験」とし、ワークシートには「できたものを絵に描こう」とだけ書いて、「作品例」など載せず、「こうやって作れる」なんて書かずに、自由に挑戦してもらうことにしました。

教室の近くの公園には、もともと果樹園だった階段状の土地に大きな木が育っていて、森のようになっています。管理もされていますが、折れ枝が多く、地面は乾燥していて固く、イノシシの掘り起こしもありません。かと言って「安全」というわけではありませんが、蚊には虫除けスプレーで、ダニにはズボンの裾を養生テープで絞って対策をし、この森に入ることにしました。
家を建てるには場所探しから始めなければなりません。生徒達は、日当たりや地面の傾きにこだわりがあって驚きました。場所が決まったら家を建て始めます。どんな家を建てるか聞くと、案の定「ツリーハウス」という意見が出るのですが、良い枝振りの大木と、豊富な床材、丈夫な結び方など、ハードルが高く諦めました(次回、作りたいです)。
ロープを使って家の骨組みを作るのも生徒達でやれるかなと思ったのですが、まだひもを結ぶことに慣れておらず、倒れても危ないので、一緒に作りました。その後は、枝を探しに行っては抱えて戻ってきて、立てかけてカベにしたり横に渡したりして、森の中に「自分たちの空間」を作っていきました。生徒達が、自然に協力したり、役割分担したりするのが不思議です。

インテリアにもなかなかこだわります。道具を掛ける場所(かなり重要らしい)を作ったり、床をキレイにしたり、石を置いてイスにしたり。「背もたれのあるイスがほしい」という意見もでました。自然の中でゆったりと座れるチェアがあると本当に良いです(次回、作りたいです)。
最後は全員で家の中に入ってできばえを確認しました(サイズの関係上、講師は入りませんでした😅)。90分では足りないようで、「次いつやるの?」「5月でも蚊が多いから、来年はもっと早くやろうか」「秋にやろう、ジャンパー着て!」と言うくらい、楽しい体験だったようです。

「中に入って上を見ると、むちゃキレイ」という声も聞かれました。森の地面で寝転ぶと、葉がドームのような空間を作り、葉の隙間から空が見えて、とてもなのです。今回はこれまでで一番「ワイルド」な活動でしたが、「作る体験」以外に「自然の中に身を置く体験」ができて良かった(ちゃんと「理科」だったかな)と感じました😄
