2026/06/14 13:56

晴れの日が続きそうなので、「飛び道具」を作って飛ばしに行きたいと思いました。「飛行機」は作ったことがあるし、「ロケット」は「燃料」の難しさや飛距離に危険を感じる、ということで「パラシュート」にしました。


パラシュートは、紙に糸付けて落とすだけ・・・ちょっと簡単すぎのようですが、夏休みが近づくにつれて「自由研究」を考え始める生徒もいるのでは無いかと思っていた所なので、「パラシュートの研究レポートを解読して、さらによく飛ぶパラシュートを作る」というのをミッションにしました。


参考にしたのは静岡県の小学4年生(H30年当時)のレポートです。傘の材質や、大きさ、形のほか、糸や重さなどをいろいろ変えて作り、風の影響を受けない室内で落下させて滞空時間の平均を計算しており、データにかなりの信憑性があります😳。このような「他の人の研究結果」を読む面白さや、そこから有益な情報を取りだしてさらに発展させるのも研究の醍醐味です。

おもちゃのパラシュートを飛ばしたことがある生徒もいて、「空気をつかむ」とか「何か乗せて運ばせる」とか、作業を開始するハードルは高くありませんでした。卵を乗せて落下させたことがある生徒もいて、スリルがあってとても面白そうですが、卵焼き作りとセットにして別の機会にやろうと思います(もちろん、卵を割らないように軟着陸させるのが目標😅)。

傘の材料として、ビニール袋と紙(ペーパーナプキン)を用意しておきました。その2種類でも、破れやすさや空中での広がりやすさ、拡張のしやすさなどに違いがあります。生徒達は自分の好きな材質で、形や大きさを工夫して作っていきました。

傘をきれいな円に切るのは、ちょっとした工夫が要ります。中心から放射状の折り目ができるように折りたたみ、中心から一番近い縁を「半径」として切ることで円に近い形ができることを体験しました。ほかに、糸を何本も同じ長さに切るときや、傘に糸を取り付ける場所を決めるときなど、少しの工夫で作業が簡単で正確になることが何回かありました。

実は、このような「アドバイス」を伝えようとしても「聞いてくれない」生徒がいます。自分の作業に夢中になっているのかも知れません。「自分で解決策を見つける喜び」と「人から情報をもらう喜び」はどちらも大事ですので、「教えるのは1回キリだから!」と無理矢理聞かせるのではなく、「何回も教える機会を用意する」ことで、両方を味わってもらいたいと思います。
完成したパラシュートは、近所の公園で飛ばしました。なんでうまく傘が開かないのか、重りが軽すぎても傘が開かないようだ、風はどちらかは吹いているか、など飛ばない原因を考えて、徐々に飛ばし方が上手くなっていく様子が見られました。作りが簡単なだけに、糸が絡まっても現場で作り直したりして、時間いっぱいまで楽しみました(そのせいで「まとめ」の時間が取れないこともありました😥)。

さて、肝心の「自由研究レポートを解読して」の部分はというと、印刷したレポートを読む生徒はほんのわずかで、多くは自分の思うように作っていきます(アドバイスを聞かないのと一緒ですね😅)。それでも「形はここで比べているよ」「糸の本数も変えて調べているよ」などと、さりげなくレポートの内容をつぶやくことで、試したり比べたりすることの大切さに触れられたと思っています。

シンプルで作りやすいパラシュートでしたが、いろいろ教えてくれる良い教材でした😀