2026/07/19 14:36

いよいよ夏休みということで、「今年の自由研究は○○をする!」という声が聞かれはじめました。自分の好きなテーマで研究することを楽しみにしているようです😄。そこで今週は「研究とは何か?」をテーマにしました。研究は「なぞ」を解くゲームのような「楽しいもの」という意識を持ってくれたら良いなぁと思いながら、また、くれぐれも研究がキライにならないように気をつけながら、授業を行いました。

まず「研究とは何か」を伝えました。いろいろな考え方があると思いますが、リカキョウでは「答えがまだ分からないことを、自分で確かめること」としました。この「まだ分からない」の部分が、「誰も分からない」なのか「自分や周りの人が分からない」のかは、ちょっと曖昧にしておきました。「誰も分からない」とすると、「本当にそうなのか」を調べるのにとても時間がかかってしまうので、とりあえず「自分や周りの人がうまく答えられない」というので良いと思います。一方で、「本に書いてあること」は「すでに分かっていること」になり、「本を調べただけでは研究にならない」と言えるでしょう。

そこで1つ目のゲームをすることにしました。10個ほどの例について、それが「研究っぽい」か「研究ではないか」を考えてもらうものです。例えば「カブトムシを1匹捕まえた」「ダンゴムシは暗いところが好きか調べた」などです。判断のための視点として「比べているか」「記録しているか」「予想しているか」も考えてもらいました。

研究では「ない」と判断されたのは「恐竜の本を読んだ」「葉っぱを50枚集めた」などで、判断が分かれたのは「アリを100匹観察した」「雲の写真を毎日撮った」などでした。思った以上に、研究かどうかの判断はできており、みんな楽しそうに取り組んでくれたのも意外でした😅。

「研究ではない」場合は、どうすれば研究になるのかも、一緒に考えました。そこでも「比べる」「記録する」「予想する」を組み込むことで研究っぽくなります。本を読むだけでも「比べ」たり「予想」したりすることはできますが、恐竜の本ではどうでしょうか😄。



2つ目のゲームとして、「シャボン玉」や「ポップコーン」のカードを用意し、めくって出た物について「なぜ」と思うことを答えてもらいました。「シャボン玉はなぜ丸い?」「ポップコーンはなぜカリカリ?」などです。

 テレビはなぜ光る、なぜ色が変わる
 アメンボはなぜ浮かぶ、なぜ前に進める
 笛はなぜ音が鳴る、なぜ押さえる穴で音変わる
 クモの網はなぜ丸い形
 草はなぜ水をあげなくても生える
 ヒマワリはなぜ太陽を向く
 ダンゴムシはなぜ陸へ上がった
 草はなぜ葉っぱある、なぜ葉がいろんな形や大きさをしている

思いついたらとにかく声にすることが大事です。「考えてみれば当たり前か」という自問自答を通して「より良いナゼ」を見つける練習となります。「答えたらそのカードはもらえる」というルールが自然にできあがっていました😅。さらに「方法カード」を組み合わせて、具体的にやれることを考えました。こちらもカードをめくるとすぐに答えようとしてくれます(ゲーム風にしたおかげかと思います)。

 ダンゴムシ × くらべる → 場所ごとに光や湿度を変えるとどこに集まるか
 氷 × 写真を撮る → 溶ける様子を撮影して溶け方を調べる
 クモの糸 × 数える・測る → 糸の長さを測る、糸の本数を数える

最後に、簡単に作れる「紙ヘリコプター」を題材に、
 ①『なぜ』を書く
 ②理由を予想する
 ③方法を考える
 ④結果を記録する
 ⑤なぜそうなったか考える
 ⑥新たに浮かんだ疑問を書く
 ⑦研究タイトルをつける
という、一連の研究手順を練習してみました。「なぜ回る?」「なぜゆっくり落ちる?」などの問いから始まり、「羽の大きさ」や「遠心力」などの影響を予想して、いろいろなヘリコプターを作って飛ばしました。

やっている最中、「こうしたらどうなる?」「分からない、やってみよう!」「次はこうしよう」「なんか研究者っぽい」という意見が聞かれました。「作って試す」というのはこれまで何回もやってきたことですが、それが実は研究に近いのだと気付いてくれたようです。「研究(なぞ解き)は楽しい」と思ってくれるよう、考えて、試して、最後は文章にまとめることを、今後も実施していきたいと思います。