2026/11/01 11:08

藤井聡太さんが遊んだことで有名になった「キュボロ」に代表される「玉の道(クーゲルバーン)」は、組み立てた道を玉が転がり、ときに飛んだり音を鳴らしたりしてゴールする、子供も大人も楽しめる良い玩具です。単純なルートから複雑なルートまで自由に作れ、玉の速度も考える必要があって、とても頭を使います。遊びを通して、玉の動きから「物理」を学び、ルートの組み立てからは「プログラミング(論理的思考力)」を学んでいると言えます。

さらに一歩進んだのが、NHKの番組でおなじみの「ピタゴラ装置」でしょう。文房具や日用品で「玉の道」を作り、ときに玉では無いものが動き(棒やロープやシーソーなど)、それでも最後は「ピ」が登場して終わる、あの装置です。リカキョウの授業中でも、何かがうまく言った瞬間に「ピタゴラ・・・スイッチ♪」と歌い出すことが多くあります😄。

そんな「玉の道作り」に、教室の道具を使って挑戦することにしました。テレビを見て「スゴイ!」「作ってみたい!」と思っても、なかなか取り掛かれないものです。時間や道具の制約もありますが、やはり「アイデア」が出るかどうかが(アイデアを出すエネルギーがあるかどうか)が、二の足を踏ませるのでは無いでしょうか。

NHKのピタゴラ装置も、何度も失敗して、1回成功しても不具合が出たりして、成功させるのはとても根気の要ることですが、そんな活動に生徒たちが挑戦です。講師は「いいね!」「それをした人はまだ居ない!」と励ましに徹します。以下、取り組みのいくつかを紹介します。

これはドミノがモーターのスイッチを押す装置。スイッチも完全に手作りです😳

↓玉の落下位置を定規で測っています😄
↓ペットボトルのふたに磁石が付けてあり、それが「ハタ立て機」に近づくとハタが立ちます😄

↓ボールが箱ごと落下すると、長いスロープの玉が動き出し、コップのトンネルを通って右端のハタ立て機にゴールイン。
生徒たちは、直感的に「玉」の持つ「エネルギー」が分かっているようで、重い球を選んだり、速度を速めたりして、適した「力」が働くように調節していました。また、電気回路を組み込んだり、扱いにくそうな「磁石」を組み込むことにも挑戦してくれました。一方で、個人ごとにばらつきがあったのが「完成させる力」あるいは「根気」でした。そこは一番「教えにくい」ものですが、今回のような創造を楽しむ活動を繰り返すことで、「あと少しがんばろう」「完成させると嬉しい」という気持ちが育つと考えています。