2026/10/04 16:41
先週は「歯車作り」という複雑な作業をしたので、今週はシンプルに「カマキリ探し」をすることにしました。10月に入りようやく外で活動できる気候になったのも理由の1つです。
カマキリ探しは去年の10月にもしたので、「去年の採集記録を参考に探してみよう」というテーマにし、去年と今年という「時間の広がり」と、地図上の採集地点という「空間の広がり」も感じてもらうようにしました。

カマキリ探しにはいくつかの「わな」が仕掛けられています。人間が作ったのではなく、自然が作った「わな」により、生徒たちのカマキリ探しは「妨害」されます😅
まず「バッタわな」があります。公園の草を踏めばバッタが何匹か跳びだして「捕まえてみろ」と生徒たちを挑発します😄。その挑発を受け流すことは、なかなか難しいみたいです。そんな「わな」には「教室で飼っているカマキリのエサ取り」という大義名分を与えて、楽しむことにしました。


そして「探す気持ちを失わせるわな」があります。カマキリは隠れ上手ですから、緑色の個体なら葉っぱに、茶色なら木の枝や幹、枯れ葉にそっくりです。仮に視界に入っていても「気付かない」こともあるでしょう。この見つけにくさは、生徒たちをすぐに「カマキリ探し」から引き離そうとします😅。
逆に「細長いものがカマキリに見えてくるわな」もありますね。これは熱心に探し続ける生徒が掛かるわなですので、そのわなに掛かることはむしろスバラしいことです😳。
そんな「わな」をかいくぐり、今年は3回の調査で2匹のカマキリを見つけることができました。オオカマキリのオスと、ハラビロカマキリでした。オオカマキリは、公園のフェンスに絡んだクズの葉の裏にいたのを生徒が見つけました。ハラビロカマキリは、歩道の街路樹の幹にいたのを講師が見つけました。

昆虫採集は子供一人でも出かけられる遊びですが、カマキリのような身近な種類でも、いざ探すとなると見つからないものです。少し探しただけで、半ば諦めてしまう生徒もいます。そんなカマキリを見つけられた生徒は、やはり「探していたから見つけられた」と言えるでしょう(たまたま目を向けたらカマキリがいた、という運が良かったとしか言い様がない場合も実際にはあります)。報酬が用意されたゲームとは違う、ちょっと残酷な現実が、昆虫採集にはあると思います。そんな「現実」を経験できることが、昆虫採集の一番の「パフォーマンス」だと思います。
