2026/09/06 15:16
リカキョウでは「課題」や「ワークシート」を用意することがほとんどですが、ときに「磁石をつかったおもちゃを考えよう」「森で建築しよう」など、生徒の創造性に大きく依存した活動を行うこともあります。用意された手順に沿って、考えたり作業したりするのでは無く、自分で好きなように決められることは、とても刺激的なことだと思っています。また、生徒たちの意外な一面を発見することもできます。それは生徒自身にも「自分が今日こんなことをするとは!」という驚きをもたらすかも知れません。
今回は、電気を使った自由工作をしました。中心になるのは教室にある「回路作りキット」で、電球やスイッチ、導線、電磁石にするコイル、ブレッドボードやLED電球もあります。

紙や木材の工作ではなく、電気を使うことで得られる楽しさは何でしょうか。
①回路がうまくつながると動く
②電気の力で勝手に(永久に)動く
③光る、回る、など特別なことができる
でしょうか。それぞれ逆から見ると①回路がつながらないと動かない、②同じ状態がずっと続く、③電球は電球の、モーターはモーターの仕事しかしない、とも言えます。
さて、そんな電気回路と生徒たちの「化学反応」はどうだったでしょうか?各自が思い思いの活動をしてくれました。
①「可変抵抗器」を見つけて、電球やモーターに繋げてその役割を体感する
②モーターにプロペラを付け、あるいは意外なものを付けて回す
③ぬいぐるみに電球を付ける
④電池を増やしてみる
⑤ウェアラブルカメラのレーザーを照射する(目に当てると怖いことを知る機会になりました😅)
⑥電磁石でクリップや砂鉄を持ち上げる
⑦回路ミッション(オリジナル問題集)に挑戦する
⑧手回し発電機で電球を点ける(ついでに射撃ごっこをする)

などなど。そして、
⑧ショートを観察する
というのも、大切な電気の勉強だと思っています。今回は机の表面に焦げ目が付いたり、電池ケースが溶けかけたりと、いつもより激しいショートが観察できました😅。
そして今回は、人数分のモーターも用意しておきました。いずれモーターで「走る、止まる、曲がるクルマ」を作りたいと思っているので、未完成のクルマもぽつんと置いておきました。
半分くらいの生徒が、このクルマを走らせることに挑戦しました。木の丸棒からノコギリで円盤を切り出してタイヤを作ったり、円盤の中心にドリルで穴を開けたり、モーターの回転軸にゴムチューブを取り付け、それをタイヤに押し当ててタイヤを回そうとしたり、簡単そうでなかなかできない難しさは、ミニ四駆や完成品のラジコンでは味わえないことです。
そして、それぞれの作業が徐々に上手になっていきました。荒っぽかったのが丁寧になったり、ドリルの穴開けの際に「まっすぐ」に気をつけるようになったり、作業に対する「考え方の変化」を感じさせる生徒もいます。
生徒の1人が「モーターかわいい〜」と言っていたのも印象的でした。そしてその生徒がちゃんと走る車を完成させました。完成させられなかった生徒は、きっとがっかりしたと思いますが、その気持ちがいつか「完成させる喜び」につながることを願っています。

